P16前半 東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
(読み)
第 四十 一 柳 婆
多゛以志ゞういちや奈ぎ者゛ゞ
だいしじゅういちやなぎば ば
古 き柳 の怪 越奈春こと毛路こしの書 尓も多 く
ふる や奈ぎ く王い しよ 於本
ふるきやなぎのか いをなすこともろこしのしょにもおおく
のせ多り我 朝 尓もさ阿る例 春く奈可ら須゛昔 ひ多
王可゛てう 多めし む可し
のせたりわがちょうにもさあるためしすくなからず むかしひた
ちの鹿し満尓千 年 越遍多る柳 美女 と成 て人 越
可 せん禰ん や奈ぎびじよ 奈り ひと
ちのかしまにせんねんをへたるやなぎびじょとなりてひとを
(大意)
第四十一柳婆
古い柳が怪しいことを起こすことは唐土の書にも多く
載っている。我が国にもそのような例は少なくない。昔、日立
の鹿島に千年を経た柳があり、美女となって人を(惑わしていた)
(補足)
ひとつ前は「鍛冶が婆」(鍛冶屋の婆)で今回も婆シリーズ第二弾。
すでに5冊目ですので、いろいろな漢字のくずし字もすでに出てきたものばかりです。
「千」がこれだけだったら、悩みます。
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