2022年3月28日月曜日

塩賣文太物語上 その4

P2上段 国立国会図書館蔵

(読み)

奈尓そち可゛

なにそちが


可げやう可

かげようが


志らの大 くうし小志本可゛

しらのだいくうじこしおが


事 をきゝい可さま

ことをききいかさま


志本ゝしき

しほほしき


ものとをもい

ものとおもい


个るよの

けるよの


よめ尓せん

よめにせん


ものと文 太を

ものとぶんたを


めしその事 を

めしそのことを


のへし可゛む春めきゝ

のべしが むすめきき


いれぬよし奈り

いれぬよしなり


(大意)

なにおまえが

かけようか


しらの大宮司は(文太の娘の)小しおの

評判をきき、なんとしても

小しおを欲しくおもいました。わたしの

嫁にしようと文太呼びよせ、その事を伝え述べたが

娘は聞き入れぬということでありました。


(補足)

 わたしは古文書を読むのは超初心者から少しは抜け出しつつあるのではと自負しておりましたが、撤回せねばなりませぬ。読めませんねぇ。読めないと推理が先行してだんだんフィクションになっていくのが恐ろしくもあります。

 出だし、大宮司のセリフの2行目がわかりません。変体仮名「可」(か)と「う」はまぎらわしいですが、「可け」ではなく「うけ」ですかね。まぁどっちにしても?。

「志らの」が「はまの」でしたらわかるのですけど、読みが間違っているのでしょうか。ウ~ン、

「个るよの」、ここの行の「よの」もなかなかわかりませんでした。

「事をきゝ」、「めしその事を」、この「事」も手こずりました。平仮名「る」ににています。

 ふぅ〜、このあとも苦労しそうです。絵本なので楽しみたいんですけど・・・

 

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