P2下段 国立国会図書館蔵
(読み)
又
ねぢ可年
者゛ゝとて
此の家尓
ふ多゛いの
らう女有
し可゛此事
御心尓
?可す
べしと
いふ
志由び
春ると
御本うひ可゛
でるぞ
(大意)
また、
ねじかね婆という代々仕えている
老女がいたが
この殿様の想いを
かなえて差し上げましょう
という。
首尾よくできれば
ご褒美がでるぞ。
(補足)
「ねぢ可年」、最初の「ね」は平仮名、次のは変体仮名。使い分けに規則はなさそう。「ぢ」は「江戸日本とジャポニズムの絵本ギャラリー」ホームページがなければわかりませんでした。
「?可す」、読めそうで読めません。ウ~ン。
「志由び」、「志由」で一文字の漢字と思い込んでなんか「喜」に似ているなと。
スラスラ読めませんねぇ。
大宮司の左袖には「大」印が付いています。
手前の俵や笊に山盛りなのは塩。
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