P1下段 国立国会図書館蔵
(読み)
お志本といふむすめを
おしおというむすめを
もてり此 子まつしき
もてりこのこまずしき
ものゝむ春めなれども
もののむすめなれども
心 やさしく
こころやさく
歌 の道 を
うたのみちを
ま奈び者る
まなびはる
あ起の花鳥
あきのかちょう
風月 を?
ふうげつを?
としく
としく
个り
けり
(大意)
おしおという娘が
おりました。この子は貧しい
一家の娘ではありましたが
心やさしく
歌の道を学び
春秋の花鳥風月を
たのしみました。
(補足)
つっかえつっかえなんとか読みましたが、最後の「風月を」の次は何でしょうか。
「花鳥」も最初は?でしたが、風月とくればその前にくるのは花鳥です。鳥のくずし字はわかりましたが、花のくずし字を調べてみて納得。
「歌」のくずし字も一読のときは?。「道」のくずし字は特徴的なので読めました。
文太の奥様は左利きのようです。塩田をならす鋤を左手が前に出ています。
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