P.168 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
右被 仰渡之趣 一 同 承知
みぎおおせわたされおもむきいちどうしょうち
奉畏候 依之 御請 證 文 差 上
おそれたてますりそうろうよってごせいしょうもんさしあげ
申 処 如件
もうすところくだんのごとし
当 御料 所
とうごりょうしょ
武州秩父郡上名栗村
ぶしゅうちちぶぐんかみなぐりむら
名主 町田瀧之助
当名主 太次郎
軍蔵
組頭 平沼源左衛門
(大意)
以上申し渡された事柄、一同恐れ入って
承知致しました。依って御請證文(確かに伺い承知したことの證文)を差し出し
ますことこのとおりでございます。
以下略
(補足)
この箇所の「趣」は珍しく、走偏の形が残っています。通常は二文字上の「渡」の偏のようになります。
署名は名主町田瀧之助から4名、次頁に9名が続きます。
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