2019年8月5日月曜日

変事出来二付心得覚記 その263




 P.168 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
右被 仰渡之趣      一 同 承知
みぎおおせわたされおもむきいちどうしょうち

奉畏候         依之 御請 證  文 差 上
おそれたてますりそうろうよってごせいしょうもんさしあげ

申  処  如件
もうすところくだんのごとし

    当 御料  所
    とうごりょうしょ

      武州秩父郡上名栗村
      ぶしゅうちちぶぐんかみなぐりむら

           名主 町田瀧之助
           当名主 太次郎
               軍蔵
           組頭 平沼源左衛門


(大意)
以上申し渡された事柄、一同恐れ入って
承知致しました。依って御請證文(確かに伺い承知したことの證文)を差し出し
ますことこのとおりでございます。

以下略


(補足)
この箇所の「趣」は珍しく、走偏の形が残っています。通常は二文字上の「渡」の偏のようになります。

 署名は名主町田瀧之助から4名、次頁に9名が続きます。


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