2019年8月13日火曜日

変事出来二付心得覚記 その271




 P.174 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
萱葺家壱軒      但 梁間四間半
かやぶきいえいっけん ただしはりまよんけんはん

             桁行六間半
             けたゆきろっけんはん

  但 戸拾五本
  ただし とじゅうごほん

    障子五本
    しょうじごほん

 代永壱貫五拾文
 だいえいいっかんごじゅうもん

  内永五拾文      御吟味増
  うちえいごじゅうもん ごぎんみぞう

諸道具品書
しょどうぐしながき

 代
 だい


(大意)
萱葺家壱軒 但し 梁行(梁に平行な方向の長さ)は約8.1m
         桁行(梁行に垂直な方向の長さ)は約11.7m
但し 戸15本
   障子5本
代永(現金換算)1貫50文
 内永(その内の)50文は調査費をうわのせ

諸道具品書
 代


(補足)
 前頁と同じ書式です。
「名栗の歴史 上」P186 年貢と村の負担 の節に「永」の説明が詳しく記されています。
この箇所を読んでも今ひとつ?なのです。

 この後にお上が両名の財産の入札(いれふだ)を行います。
ここではその金額が 永1貫50文=1両50文 なのだとおもいます。

「桁」が難しい。
「壱貫五拾文」、「貫」が「〆」になってます。
「品」と「所」のくずし字がそっくりでまぎらわしい。


0 件のコメント:

コメントを投稿