P.68 5行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
若 違変 二おゐてハ打 毀
もしいへんにおいてはうちこわし
杯 と申 て事 荒 々 敷 申 二付 、
などともうしてことあらあらしくもうすにつき、
無拠 罷 出候
よんどころなくまかりでそうろう
猶 御呵 有之 候 、何 国 者 哉
なおおしかりこれありそうろう、いずくにのものか
面 体 不知 者 物 借り参 り、
めんていしらずものものかりまいり、
(大意)
もし約束を守らなければ家を打ち壊す
などと申し、荒々しく脅されたので
仕方なく出かけてしまいました。
なおさらにお叱りがあるかもしれませんが、どこの村のものか
見かけぬ者たちが物品を借りにやって来て、
(補足)
「違変」、「亦」のくずし字が「衣」に見えます。
「おゐ天ハ」(おいては)、かなですが、慣れないと素直に上から下へと読めません。
「打壊」、何度も出てきてます。「打」、「扌」の3画目がそのまま「丁」の一画目に流れて読みづらい。「壊」、このくずし字は読みづらく難しい。「土」はどこにいったのでしょうか。
この頁の手跡は体調が良くなかったのか、なんとなく不安定さが感じられます。
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