P.71 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
両 人 申 口
りょうにんもうしぐち
紋 次郎
もんじろう
豊 五郎
とよごろう
御吟 味中 村 役 人 江御預 ケ
ごぎんみちゅうむらやくにんへおあずけ
相 成 、猶 村 役 共 ゟ 両 人 者 共 へ
あいなり、なおむらやくどもよりりょうにんものどもへ
得 と申 諭 正 路二申 立 方 可
とくともうしさとししょうろにもうしたてかた
致 旨 申 聞 候 所 、全 六 月 十 日、右
いたすべきむねもうしききそうろうところ、ぜんろくがつとおか、みぎ
紋 次郎 儀飯 能 市 場江用 事有之
もんじろうぎはんのういちばへようじこれあり
罷 出候 所 、飯 能 川 原と申 所 二而
まかりでそうろうところ、はんのうかわらともうすところにて
(大意)
両人の証言
紋次郎
豊五郎
取調べ中は村役人の預かりと
なりました。なお村役人から両人へ
正直に証言するようにしっかりと言い聞かせました。そうしたところ6月10日、
紋次郎が飯能市場に用事があって
出かけ、飯能河原というところで
(補足)
両人の証言内容が明らかになります。
「村役共」、「人」を書き忘れたのかもしれません。
「得と」、当て字でしょう。
「正路」(しょうろ)、正道をはずれないこと、正直なさま。正道。
「全」、わかりません。「先の」という意でしょうか。
すいません。「成木村悪惣」については次の頁になります。
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