P.81 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
被仰付 候 間 相 慎 、都而ハ異変
おおせつけられそうろうあいだあいつつしみ、とてはいへん
無之 様 心 附 可申 、追 而御沙汰
これなきようこころつけもうすべく、おってごさた
有之 次第 、村 役 人 差 添 早 速
これありしだい、むらやくにんさしそえさっそく
召 連 可罷出 旨 被仰渡 、承 知
めしつれまかりでべくむねおおせわたされ、しょうち
奉畏 候 、依之 奥 継 を以 御請 奉申上 候 、
おそれたてまつりそうろう、よっておくつぎをもっておうけもうしあげたてまつりそうろう、
以上
いじょう
右村
みぎむら
寅 七 月 二 日 年 寄 軍 蔵
とらしちがつふつか としよりぐんぞう
組 頭 代 八
くみがしらだいはち
岩 鼻 名主 太次郎
いわはな なぬしたじろう
御役 人 中 様 名主 町 田滝 之助
おやくにんちゅうさま なぬしまちだたきのすけ
(大意)
を申し渡されましたので、行動を控え問題を
起こさずに心得るよう言ってきかせます。今後の裁定が
下され次第、村役人が直ちに彼らを引き連れて
出頭するようにとのご指示は承知いたしました。
よって奥継をもちまして了承いたしましたこと申し上げます。
寅7月2日
以下略
(補足)
「都而ハ」、わかりません。
「異」、「己」+「大」。異体字。
「被 仰渡」、一文字分空白がありますが、闕字でしょうか。
「奥継」、辞書にはありませんでした。「奥書」(おくがき)、「奥印」(おくいん)はあります。
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