P.65 最初〜4行目まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
見請 、頭 取 者 為召捕 杯 と
みうけ、とうどりものめしとらえさせなどと
大 勢 鳶 口 其 外 六 尺 棒 持
おおぜいとびぐちそのほかろくしゃくぼうもち
罷 出あ連ハ何 之事 、余 夕
まかりであればなんのこと、あまた
頭 取 召 捕 候 所 存 有之 ハ 、
とうどりめしとらえそうろうしょぞんこれありは、
(大意)
見たところ、首謀者を捕まえようなどと
大勢が鳶口やその他六尺棒を持って
出ていったが、あれは一体何事なのだ、その上
(今さらになって)首謀者を捕らえようとしていることは
(補足)
「頭取」、「豆」偏は独特です。
「鳶口」、「鳶」が難しい。
「余タ」、当て字だとすると「数多」になりますが、そうすると意味がちょっとおかしくなります。
(取り逃がす)という意味もありますが、それもなんとなく変。この前の部分で「あ連ハ何之事」と怒り、その上わたしが来てから今さらになって捕まえようとするなどとは、一体全体何をやっているのだ。という流れがよろしいかとおもいます。
「頭取」、ここの「取」はちゃんと「耳」+「又」に見えます。
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