2019年4月24日水曜日

変事出来二付心得覚記 その160




 P.76 6行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
無誰彼と   飯 能 村 邊  人 家打 毀
だれかれとなくはんのうむらあたりじんかうちこわし

及騒動     、混 雑 之中 江入 交  居り、
そうどうにおよび、こんざつのなかへいりまじりおり、

漸   間合 ヲ見斗  ひ逃 去 帰 り
しばらくまあいをみはからいにげさりかえり

途中  暑 邪 二当 り、薬用
とちゅうしょじゃにあたり、やくよう

(大意)
誰彼となく、飯能村周辺の人家を打ち壊し
乱暴をはたらきました。そのような混雑の中を動き回り
様子を見計らって逃げ去って帰ってくる
途中、暑さにやられ薬を飲み治療(したところ)


(補足)
「逃」、「兆」のくずし字が「外」に似ています。
「暑」、読めません。
「邪」、「阝」のくずし字の最後にどうして「一」があるのでしょう。

わたしの目が特に慣れてきたわけではなく、このあたりの手跡は、楷書に近く読みやすく感じます。


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