P.61 6行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
どの村 々 二も困 窮 人 斗 りと
どのむらむらにもこんきゅうにんばかりと
いふ者 斗 り無之 、有 徳 成る
いうものばかりこれなく、ゆうとくなる
もの茂有之 、何 程 二而も施 し
ものもこれあり、なにほどにてもほどこし
を為致 、極 貧窮 成 ものヲ
をいたさせ、ごくひんきゅうなるものを
撰 、又 其 上 之撰 ミニ段 二も
えらび、またそのうえのえりみにだんにも
(大意)
どの村にも困窮している人
ばかりではなく、資産家である
人もいる。どのような方法でもよいから施しを
させ、極めて貧しい人たちを
選び、念には念をいれてよくよく選び、
(補足)
この頁あたりからまた手跡が変わってきました。
この頁でもこの後の頁でも、途中で段落ごとに雰囲気が変化してると感じます。
「有徳成る」、何度か出てきているので読めました。
「極貧窮」、「貧」が難しいが、「分」のくずし字が読めれば、下部は「貝」なので、「貧」とわかる。
「撰」(えらぶ)が続けて出てきます。「撰ミ」(えりみ)としましたが?
頁をまたぎますが、「二段ニも三段ニも」と続きます。(念には念をいれて)。
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