P7 東京国立博物館蔵
(読み)
ライ鳥
らいちょう
此 鳥 常 ニ見へ春鯨 漁
このとりつねにみえずくじらりょう
の時 何 方 より可来 ル
のときいずかたよりかきたる
鯨 を解く時 其 か多和ら
くじらをとくときそのかたわら
尓来 りて肉 能おち多るを
にきたりてにくのおちたるを
喰フ事 かきりなし
くうことかぎりなし
陸(ヲカ)尓歩(アユ)む事
おか に あゆ むこと
あ多王春゛大 キサ
あたわず おおきさ
白 鳥 能如 し
はくちょうのごとし
頭 ウス黄
あたまうすき
者し
はし
ウス
うす
赤
あか
沖(ヲキ)カモメ
おき かもめ
と云 者 歟
というものか
全 身 白
ぜんしんしろ
スコシ黒 キ
すこしくろき
フアリ
ふあり
(大意)
略
(補足)
「者し」、嘴(くちばし)。
かもめだろうとおもわれます。
「司馬江漢 鳥 画」で検索すると、<AIによる概要>が次のように示しました。
『司馬江漢の鳥の絵の特徴
写実性:彼の鳥の絵は、羽の繊細さや体の表現に顕著な写実性があり、観察に基づいた確かな描写が特徴です。
南蘋派の影響:江漢は中国の南蘋派(なんびんは)の画風を学び、その影響が鳥の表現にも見られ、日本に写実的な花鳥表現を広めたとされています。
学術的な正確さ:鳥を学術的に正しく描こうとする姿勢が感じられ、身近な存在である鳥を的確に捉えています。
油彩画での表現:晩年には油彩画で鳥を描くこともあり、紫陽花文鳥図のように、花鳥部分に油彩を用いて立体感を表現した希少な作品も残されています。』
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