P13 東京国立博物館蔵
(読み)
出し是 ハ上 ヨリ被下候 と能事 私 より貴公 尓
だしこれはかみよりくだされそうろうとのことわたくしよりきこうに
上ケ可申 と
あげもうすべしと
七 日天 氣朝 六 時 半 比 麻 上 下 を着(チヤク)して
なのかてんきあさむつどきはんころあさかみしもを ちゃく して
社 内 ニ参 居ル五 時 過 壱岐(イキ)能守(カミ)侯(コウ)装 束
しゃないにまいりおるいつつどきすぎ いき の かみ こう しょうぞく
ニて社 参 大 紋 の武士三 人 付 添ヒ神 主。
にてしゃさんだいもんのぶしさんにんつきそいかんぬし
別 當。神 女。太 鞁。打 笛 吹キ。相 結 る拝 殿
べっとうしんにょたいこ うちふえふき あいつめるはいでん
ニてお話 し申 て。し里ぞく夫 より亦 安 兵
にておはなしもうして しりぞくそれよりまたやすべ
衛方 へよる一 生 能別 レなりとて又 々 酒 を出シ
えかたへよりいっしょうのわかれなりとてまたまたさけをだし
別 レをおしミ个る
わかれをおしみける
八 日天 氣益 冨 氏ハ大 嶋 尓て鯨 数 々
ようかてんきますとみしはおおしまにてくじらかずかず
(大意)
略
(補足)
「被下候」、よく出てくるかたちなので、この三文字で一文字のようにして覚えます。
「七日」、天明9年1月7日。1789年2月1日。
「朝六時半比」、朝の7時頃。
「大紋」、『だいもん【大紋】① 大形の紋様。
② 大形の家紋を五か所に染めた直垂(ひたたれ)(大相撲の行司の装束)。袴にも五か所に紋をつける。室町時代に始まり,江戸時代には五位以上の武家の通常の礼服となった』。
「太鞁」、太鼓。
「結る」、詰る。
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