P12後半 国立国会図書館蔵
(読み)
ふて\゛/しい
ふてぶ てしい
をやぢめ多゛
おやじめだ
む春めハ
むすめは
どつちへ
どっちへ
尓可し多
にがした
もとより
もとより
可くごの
かくごの
まへ
まえ
い可やうとも
いかようとも
(大意)
ふてぶてしいおやじだ
娘はどっちへ逃した
もとより覚悟の上
どうともしろ
(補足)
「かくごのまえ」(覚悟の前)、『前もって十分に覚悟していること。覚悟の上。「これらはもとより―にて侍れば」〈平治物語•上・古活字本〉』とありました。
文太はとても丁寧に頑丈に簀巻きにされています。描くのもねんがいってます。重しがなんともおもたそう。
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