P6前半 国立国会図書館蔵
(読み)
大 くうじ小志本をて尓入 んため文 太
だいぐうじこしおをてにいれんためぶんた
ふうふをよびねぢ可年者゛ゝ尓申 付
ふうふをよびねじかねば ばにもうしつけ
いろ\/く連可すれ共 小志本外 へ
いろいろくれかすれどもこしおほかへ
?の????奈个れハ可てんせづ
??????なければがてんせず
小そでくし可う可゛い奈と
こそでくしこうが いなど
いろ\/とりい多゛して
いろいろとりいだ して
とくしんせよといふ
とくしんせよという
(大意)
大宮司、小しおを手に入れようと文太
夫婦を呼び、ねじかね婆に申し付けました。
いろいろなものを与えたのですが小しおは
欲しい物もなく受け入れませんでした。
小袖・櫛・笄(こうがい)など
いろいろ見せて
納得しろとせまりました。
(補足)
「小志本をて尓入んため」、「尓」は「ふ」に見えますし、「入」が漢字かもといろいろ迷いました。
「ふうふをよび」、「よび」は「よけ」にもみえますが、意味が変。
「?の????奈个れハ」、ああでもないこうでもないと迷うのですが、最初の一文字が読めません。迷いましたが「心」のようにも読めます。「心のふるし事」でしょうか。ウ~ン。
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