表紙 国立国会図書館蔵
(読み)
舌 切 雀
したきりすずめ
可候 作
かこうさく
英 泉 画
えいせんが
山 本 板
やまもとはん
(大意)
略
(補足)
豆本です。120×87mm。刊行年は1844-47年頃。
溪斎英泉(けいさい えいせん)寛永2年(1790)〜嘉永元年(1848)。可候と英泉は同一人物。
ネットで調べるとたくさんヒットします。浮世絵や春画から版本まで幅広く才能をほしいままに活躍したようです。
三人の奴(やっこ)は当時はやった雀踊り。その左下、半分見えているのはツヅラ(葛籠)。面長の娘さんは舌切雀に出てくるおじいさんの娘。下唇を少し厚めに描いてやや肉感的な表情にするのが英泉風であったらしい。着物の色が薄紫に見えますが、もしかしたら元の色は薄茶色で雀の色に似せたのかもしれません。
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