P9後半 国立国会図書館蔵
(読み)
ねち可年者゛ゝあきれ
ねじかねば ばあきれ
者て又 もやてを可へ
はてまたもやてをかえ
をそろしき
おそろしき
せめ尓あハさんと
せめにあわさんと
大 ぐうじの
だいぐうじの
可多へ行
かたへゆく
さても\/ こ尓くらしい
さてもさてもこにくらしい
女 め可奈此 うへハ多゛ん奈と
おんなめかなこのうえはだ んなと
そう多゛んしてつるしあげ
そうだ んしてつるしあげ
こ可゛多奈者゛りて??や可゛し
こが たなば りて
あや奈し申 さん
あやなしもうさん
(大意)
ねじかね婆は呆れ果て、あきらめずにまた
手をかえ、恐ろしいせめにあわそうと
大宮司のところへ行きました。
「さてもさてもなんと小憎らしい
女であることか。このうえは旦那さまと相談して
(もっと厳しい責をして)
思い通りにしてやる。
(補足)
「あきれ者て」、「あき」を「尓さ」と読み、「者て又」とつづけたのでなんか意味が変でした。
「さても\/」、「も\/」の部分がなかなかわかりませんでした。
「つるしあげ こ可゛多奈者゛りて??や可゛し」、部分部分は読めますが、ウ~ン、わかりません。
ねじかね婆さんは眉間にしわをよせ口はムの字、裸足です。腹に「ね」とあります。
この頁は読めないところが多すぎです。先を読みすすめながら考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿