P6後半 国立国会図書館蔵
(読み)
「ね」
どう多゛可゛てんしろ
どうだ が てんしろ
だん奈の
だんなの
よめ尓
よめに
奈ると
なると
此 よふ奈
このような
小そでハ
こそでは
いくらも
いくらも
きるぞや
きるぞや
「小」
奈ん本゛でも
なんぼ でも
王しや
わしゃ
いや\/
いやいや
(大意)
「ね」
どうだ。承知しろ。
旦那の嫁になれば
このような
小袖はいくらでも
着ることができるぞ。
「小」
なんといわれようと
いやじゃいやじゃ。
(補足)
「どう多゛」としましたが、「どうじゃ」かもしれません。「マ」のかたちに見える部分がわかりません。
小しおの前に、小袖・櫛・笄(こうがい)ともう一つありますが、なんでしょうか。
ねじかね婆の顔がかすれているのは、この本の持ち主が意地悪婆めと指先でこすったのかもしれません。
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