P.1後半
(読み)
ひさるハおの可゛くひ
いさるはおのが くい
多る可起の多年と
たるかきのたねと
む春びととり可へ
むすびととりかえ
てむ春びをくらひ
てむすびをくらい
个る可尓ハその可起の
けるかにはそのかきの
(大意)
自分が食べていた柿の種と
おにぎりを取り替えてそのおにぎりを食べました。
蟹はその柿の(種を)
(補足)
「多年」(たね)、「年」は毛筆だとほとんど「◯に丶」のかたちですが、硬筆だと「年」の形が残っているものの◯にもなれないというやや中途半端な形。
頁の折り目に半分の文字があります、「さる可尓」と読めます。
木の幹や葉の茂るタッチも細かい。
見返しは色付きでした。この頁も蟹と猿の顔に薄く赤色を塗ってみたくなります。
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