2020年12月12日土曜日

豆本 猿加尓合戦 その10

P.6上段後半

(読み)

尓多ちう春おや

にたちうすおや


多満ごのきミざう

たまごのきみぞう


者ちのさ春べゑ

はちのさすべえ


奈んどそ連\/べう

なんどそれそれべう


ぎ奈し个゛んぢう 尓

ぎなしげ んじゅうに


てく者゛りをし多り个る

てくば りをそたりける


(大意)

(一番に)立ち臼親、

玉子の黄身蔵、

蜂の刺兵衛、

などがそれぞれ評議

をして、厳重に

手配りをしました。


(補足)

「立ち臼親」関取のような名前、立膝の着物姿がふっくらしてます。「玉子の黄身蔵、蜂の刺兵衛」はそのまんま。「蔵」(ざう)、「評」(べう)、「重」(ぢう)、読みがやっかい。

 

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