表紙
(読み)
猿 加尓合 戦
さる 可つせん
さるかにかっせん
(大意)
さるかにかっせん
(補足)
いつもと同じ錦絵摺絵表紙ですがタッチが全く異なっているのが一見してすぐにわかります。銅板の摺絵です。線も細くできるし細かいところや複雑で極細の柄もなんなく描けてしまいます。明治15年出版ですが印刷方法も木版刷から大きく変化してきました。
赤はやはり明治赤。見つめ合う男の手には猿のお面、女の左手にはトウガラシを串焼きにしたようなもの?着物の柄は銅版摺りならではの細かい模様です。
「加尓」(かに)、その下の「合戦」のふりがな「可つせん」、変体仮名「加」と「可」です。
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