表紙
(読み)
禰この道 行
ねこのミち由き
(大意)
ねこのみちゆき
(補足)
前回と同じ出版人で同じ日付で御届となっています。なので表紙の雰囲気も似ています。
三味線をかかえ右手にバチをもつのが芸者のねこ八、その隣は「おとよといふ可こひもの」でしょうか。まわりの沈んだ暗さのなかで顔の白さが引き立ちます。
やはり銅版画なので随所にその細かさが発揮されています。
「ね」の変体仮名は「年」、「根」、「禰」などがあります。このうち平仮名「ね」になったのは一番複雑な「禰」のようです。
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