2020年12月18日金曜日

豆本 猿加尓合戦 その16

P.10上段前半

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(読み)

つよくぬ可ミそを

つよくぬかみそを


つけんと春るをり

つけんとするおり


可ら者ち可゛とび

からはちが とび


多゛しさし多れバこハ

だ しさしたればこは


可奈ハじと尓けい多゛

かなわじとにげいだ


(大意)

(痛みが)強く、糠味噌を

つけようとした(ちょうど)

そのとき、蜂が飛び

出し刺しました。「これは

かなわぬ」と逃げ出そうと


(補足)

 当時やけどには糠味噌がよかったようです!?

立ち臼親は掻巻(かいまき)のような厚手の衣裳の下に鎖帷子(くさりかたびら)、化粧まわしも精緻に描かれています。

 読みに難しいところはなさそうです。

 

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