2020年12月16日水曜日

豆本 猿加尓合戦 その14

P8後半

(読み)

のそ者゛へ春ハると中

のそば へすわるとなか


より多満ご可゛とび

よりたまごが とび


つ起可本をやけど

つきかおをやけど


させ多れバい多ミ

させたればいたみ


「きミ可゛よい

「きみがよい


ざ満をミろ

ざまをみろ


(大意)

(囲炉裏)のそばへ座ると中

より玉子が飛び

つき、顔をやけど

させ、痛みが


「いい気味だ。

ざま(様)をみろ。


(補足)

 読みは難しいところはないようです。

銅版画ならではと画工も張り切ったのでしょう、囲炉裏の飛び散る灰を細かい点で描写しています。確かにこれは木版画では難しそう。


 

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