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(読み)
さんと春るところを
さんとするところを
多ちう春可゛いで天
たちうすが いでて
奈ん奈くさるをいけ
なんなくさるをいけ
どりてさ満\゛/きう
どりてさまざま きゅう
もん奈し尓个り
もんなしにけり
(大意)
するところを
立ち臼親があらわれて
難なく猿を生け
捕りにして様々に糾問
したのでした。
(補足)
「いで天」、「て」は変体仮名「天」。
「きうもん」、「糾問」(きゅうもん)とわかるまでしばし間がありました。
「个り」、5行前と8行前に平仮名「け」がありますが、「个り」は文末の常用句なので変体仮名です。
立ち臼親の刀の飾りもこれを木版摺りでしたら大変そうです。
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