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(読み)
三 十 ふりそで四十 志満多゛尓て
さんじゅうふりそでしじゅうしまだ にて
者゛けそふ奈む春め多゛
ば けそうなむすめだ
とひやう
とひょう
者ん
ばん
春る者゛けもの奈可まの
するば けものなかまの
(大意)
三十振り袖四十島田にて
化けそうな娘だ
と評判する。
化物仲間の
(補足)
大意だけではうまく内容を伝えられません。
(人の世では)「三十振り袖四十島田」と言われるように
(年不相応な衣装・髪型をして若作りに)化物のような娘だと
評判されることがあり、この娘はそのような娘であった。
というようなことです。
「とひやう者ん」、「ひ」が悩みます。
「奈可まの」、「ま」の途中が切れていてわかりにく。
手前の小さな座布団にのっているのは煙草盆でしょうか。
これにも目があって、やはり化物の仲間でしょうね。
煙管の螺旋になっているのも化物か?
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