2020年6月28日日曜日

的中地本問屋 その15




P.5



P.5 上段後半

(読み)
くろや起
くろやき

尓して
にして

これもさけの
これもさけの

うちへいれて
うちへいれて

のまセ
のませ

个れバ
ければ

者ん春り
はんすり

でやいのうで可゛
てあいのうでが

と本うも
とほうも

奈くち可ら
なくちから

可゛つよく
が つよく

多つ志ヤ尓
たっしゃに


(大意)
黒焼きにして、これも酒の中へ入れて
飲ませたところ、
彫師連中の腕が途方もなく
力強く達者に


(補足)
「くろや起」、「や」が「ゆ」とまぎらわしい。「ゆ」の変体仮名は「由」。
「と本うも」、「と」が悩みます。
「多つ志ヤ尓」、「たつしやに」と読めますが、少しして「たっしゃに」と気づきました。


 くわえ煙管をしながら彫師はバレンをセッセと動かしています。
煙草かすが落ちるなんていうヘマはしないのでしょう。




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