P.3
P.3 下段
(読み)
あ奈多可゛
あなたが
下 さつ多
くださった
さけハ
さけは
ぶしつけ
ぶしつけ
奈可゛ら
なが ら
水 可゛まじつて
みずが まじって
おり
おり
まし多
ました
可ら
から
きつ
きっ
者゜り
ぱ り
(P4 下段へ)
よい
よい
まセぬ
ませぬ
(大意)
あなたが下さった酒は
ぶしつけながら
水が混じってましたから
全然酔いません。
(補足)
会話部分です。
約220年前の口語体の文章ですが、「きっぱり」の用法以外は全く現代と変わりません。
「きっぱり」は現在では「はっきり」の意。どの時代あたりで変化したのでしょうか。
また、「は」に「゜」(半濁点)がくっきりついているのも、珍しい。あまりみません。
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