P.4
P.4 上段後半
(読み)
个れバ
ければ
者ん
はん
もと大 き尓
もとおおきに
よろこび
よろこび
く春りも
くすりも
きけバ
きけば
きくもの
きくもの
多゛これ可ら又
だ これからまた
どふぞ者ん春り
どうぞはんずり
でやい尓セいを
てあいにせいを
多゛さセる
だ させる
めう やくを
みょうやくを
とゝのへ
ととのえ
まセう
ましょう
(大意)
(彫り上げてしまった)ので
版元(村田屋)は大いに喜んだ。
薬も効けば効くもんだ、
これからまた、版摺り仲間に頑張ってもらう妙薬を
調剤しよう。
(補足)
「でやい」、手合(てあい)。仲間、連中。
「とゝのへ」が少し悩むくらいで、あとはまぁまぁ読みやすい。
P3P4見開き。
外の立て看板下で寝そべっている犬の顔が変。
版木屋の店内の絵に比べると、ずいぶんと下手くそです。
煙草をふかしながら、油売ってる一九さんの着物柄がP1のものと同じ。
こんな版木屋さんのぞいてみたいなぁ。
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