奥付
(読み)
明治九年十月五日出版御届定價壱銭五厘
南本所外手町十八番地
長崎縣士族
著者 村井静馬
馬喰町四丁目十八番地
東京府平民
出版人 小森宗次郎
(大意)
略
(補足)
これまでの豆本などは国立国会図書館デジタルコレクションのサイトで、
検索欄に「村井静馬」などの著者名で検索すると、豆本も含めてその他の作品もたくさん出てきます。
村井静馬のような著名な浮世絵師からそれほどでもない絵師の作品がアーカイブされていて、同じ豆本でも作品の出来は見た目だけでなく内容においても、その差は歴然です。
しかしながら、わたしが子どものころ親しんだ漫画雑誌も似たようなもので、高名な漫画家が必ずしも受け入れられていたわけではなく、たくさんの漫画家にはまたたくさんの自分のお気に入りの読者がいたはずです。もちろんわたしもそのうちの一人です。
この豆本はわずか壱銭五厘です。
どの豆本にも子どもたちを楽しませようとするアツイ熱情は左程感じられませんが、
こんな絵本で、まぁ暇つぶしでもして楽しんでくれ、なんていう気持ちがあるような気がします。
裏表紙。
文福茶釜全はこれにて終了。
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