2020年4月11日土曜日

豆本 文福茶釜全 その8




 P.6

(読み)
[つゝき]
个ふ
きょう

もりん
もりん

じ尓
じに

て可ひき
てかいき

多りし
たりし

ちや可゛満尓
ちゃが まに

てあし可゛
てあしが

者へおどり
はえおどり

い多る由へ
いたるゆえ

くづやハ
くずやは

きも
きも




つぶし
つぶし


(大意)
今日、茂林寺で買ってきた茶釜に
手足が生え、踊っていたので
屑屋は肝をつぶし


(補足)
 屑屋さん、もうかっているとみえて寝具も上等そうです。
あわてたのか、箱枕が左下にころがってしまいました。
ついたてには満月にすすきの絵、行灯はしっかりしたつくりですが、なんか左側一面が変、急須が浮いてしまってます。

 話がとびますが、「茂林寺」が群馬県館林市に実際にあることを知りませんでした。
お寺が所蔵する文福茶釜もあり、見学できるそうです。


 文章は読みづらいところはなく、ここまで読んできた知識だけでスラスラ読めるはずです。


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