P.5
(読み)
由いのふ
ゆいのう
おとり 可ハし
おとり かわし
大 吉 日 を
だいきちじつを
ゑらひ
えらひ
古しいれ
こしいれ
ありてさんゝ
ありてさんさん
(大意)
結納を取り交わし、
大吉日を選んで輿入れをしました。
三々(九度)
(補足)
「おとり可ハし」、「と」の一画目の右側に「丶」があり、そのために「ハ」に見えてしまいました。「可」が「め」に見えて、読めません。
「古しいれ」、久しぶりに変体仮名「古」、悩みます。
白兵衛とお供の者も正装です。
お供の肩に掛けているものは、婚礼祝定番の鰹節でしょうか。
P4P5見開き。
障子の赤い部分は堅桟(たてさん)下桟(しもさん)中桟(なかさん)の名称があるようですが、ここはきっと赤漆でしょう。黄色い部分は腰板(こしいた)、部材はなんでしょう?
特に派手なこともないお祝いの訪いの光景ですが、隅々まで丁寧に描きこまれています。
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