2020年4月28日火曜日

豆本 きつねの嫁入 その10




 P.8

(読み)
者やの??
はやの??

のいわ多 又
のいわた

又 ?び?春
  おび?す

きた
きた

れバ
れば


(大意)
早くも(望みの)岩田帯を
巻く頃となり


(補足)
一行目、見た目どおりは「者やのつこく」ですが、「のつこく」が、資料によれば「のそみ」と読めるのだそうです。いろいろ調べてみてもわかりません。お手上げであります。降参。

「いわ多」、いままでは「わ」は変体仮名「王」でしたが、この「わ」は「和」のようです。

「又」は記号「☓」の上に「一」です。

「於び」(おび)、くずし字辞書で「於」を調べても、あまり似てません。
この直後の「山」に見える字が「も」なのだそうですが、「も」のいろいろな変体仮名を調べ尽くしても「山」のようなものはありませんでした。

 たった4,5行に手も足もでません。

読めなかったときは、わかるところだけをつないでいって、あとは類推するしかありません。


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