P.8
(読み)
者やの??
はやの??
のいわ多 又
のいわた
又 ?び?春
おび?す
きた
きた
れバ
れば
(大意)
早くも(望みの)岩田帯を
巻く頃となり
(補足)
一行目、見た目どおりは「者やのつこく」ですが、「のつこく」が、資料によれば「のそみ」と読めるのだそうです。いろいろ調べてみてもわかりません。お手上げであります。降参。
「いわ多」、いままでは「わ」は変体仮名「王」でしたが、この「わ」は「和」のようです。
「又」は記号「☓」の上に「一」です。
「於び」(おび)、くずし字辞書で「於」を調べても、あまり似てません。
この直後の「山」に見える字が「も」なのだそうですが、「も」のいろいろな変体仮名を調べ尽くしても「山」のようなものはありませんでした。
たった4,5行に手も足もでません。
読めなかったときは、わかるところだけをつないでいって、あとは類推するしかありません。
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