2020年4月3日金曜日

豆本 桃太郎噺 その15




 奥付

(読み)
明治九年十月五日出版御届定價壱銭五厘

南本所外手町十八番地
長崎縣士族
著者 村井静馬

馬喰町四町目十八番地
東京府平民
出版人 小森宗次郎


(大意)



(補足)
 廃藩置県は明治四年(1871年)に行われました。その翌年1872年には華族・士族・平民の3族籍に身分制度は大別されています。
なので、「長崎縣士族」「東京府平民」はできたてホヤホヤの表現のはずです。

価格が1銭5厘。
これだけの豆本がこの価格、驚きです。
どれくらい売れたのか興味あるところです。


 裏表紙です。



 普通の横縞柄です。

 桃太郎噺はこれにて終了。
次回も豆本です。


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