奥付
(読み)
御届明治十八年六月一日
おとどけめいじじゅうはちねんろくがつついたち
編輯
へんしゅう
画工兼出板人
がこうけんしゅっぱんにん
東京日本橋區 定價壹錢五厘
とうきょうにほんばしく ていかいっせんごりん
馬喰町二町目七番地
ばくろうちょうにちょうめななばんち
佐藤新太郎
さとうしんたろう
(大意)
略
(補足)
奥付(おくづけ)です。
明治18年は1885年、このときはもう現在の暦と同じです。現在が2020年ですから135年前です。
出板はもちろん出版ですが、「板」のほうが木の板を彫って刷ってるっていう感じがあります。
定価1錢5厘は現在ではおよそ500〜600円程度でしょうか。
「絵草紙屋 江戸の浮世絵ショップ」鈴木俊幸 平凡社、には江戸時代の庶民の本屋さんの様子が詳しく描かれています。
P.242にはおそらく明治22年、23年頃の絵草紙屋さんの店先の写真が掲載されています。
またこの時期以降、木版(錦絵)から石版画へ移行してゆくとあります。
無断掲載で申し訳ありません。
この豆本もこんな店先で販売されていたのかもしれません。
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