P.12
(読み)
尓可いより
にかいより
おち
おち
その
その
まゝ
まま
い
い
きハ
きは
多へ
たへ
け連
けれ
者゛おこ満おつと
ば おこまおっと
のか多起
のかたき
志びよく
しびよく
とりと
とりと
ら可゛こども
らが こども
(大意)
二階より落ちて、そのまま息絶えてしまいました。
おこまは夫の仇を首尾よくとることができ、
とらの子ども
(補足)
背景が無地の和紙の白となってるのはこの頁だけです。
二匹(二人?)とも家にもらわれていく子どもたちとおもったのですが、そうではないようです。
左側の子どもは羽織袴の正装で、紋が鈴になってます。
右側は左のご主人様の従者の様子で箱を背負ってます。
最後まで読んでも、なかなか当時のテニヲハに馴れることはできません。
「か多起」、「か」はほとんどが「可」なのに、ここではひらがな「か」。どのように使い分けているかが本当に不思議です。
「志びよく」、「しびよく」は「しゅびよく」。
「とりと」「ら可゛こども」、最初の「と」はあきらかに「こ」とはことなりますが、「と」と「こ」の違いは微妙。
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