2019年11月1日金曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その33




 P.22 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
此 段 当 村 之儀ハ高麗川 附 之村 方 二而右 川 流 レ
このだんとうそんのぎはこまがわづきのむらかたにてみぎかわながれ

田畑 長 サ拾 丁  程 有之  候   二付 前 々 ゟ 水 際 防 堤 築
たはたながさじっちょうほどこれありそうろうにつきまえまえよりみずぎわぼうていきずき

立 諸 色 地頭 所 ゟ 相 賄   定  式 普請 仕来  候   所  当 六月
たてしょしきじとうしょよりあいまかないじょうしきふしんしきたりそうろうところとうろくがつ


(大意)
(さて)これらのことについてですが、当村は高麗川沿いにある村ですので、この川の流れにある田畑の長さは10町程(約1090m)になります。そのため以前より水際に堤防を築き立て、諸費用は地頭所がとりしきり定期的に点検工事をしてきました。しかし当6月


(補足)
「拾丁」、一町≒109m。「拾」はいつもながら読みづらい。
「水際防堤築立」、(みずぎわふせぎつつみきずきたて)と読むこともできます。どちらが正しいかわかりません。
「諸色」、いろいろな品物、またその値段。物価。
「定式普請」、定期的な土木工事、建築、修理。



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