P.29 4行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」
(読み)
之者 共 者一 図ニ田畑 相 続 専 一 与相 心 得身 命 を
のものどもはいちずにたはたそうぞくせんいつとあいこころえしんめいを
懸ケ水 防 罷 在 候 時節 喧 嘩口 論 等 可致 謂無
かけすいぼうまかりありそうろうじせつけんかこうろんとういたすべきいわれ
御座 候 殊 二右 十 三 日 昼 後ゟ 夕 方 迄 二欠 崩 之
ござなくそうろうことにみぎじゅうさんにちちゅうごよりゆうがたまでにかけくずれの
(大意)
の者たちはひたすら田畑の相続を第一と心得、身命を
かけ水を防いでいる時節であり、喧嘩口論など致すべきわけが
ございません。加えて今月13日昼後より夕方までに崩れ落ちた
(補足)
「一図」(いちず)、辞書には「一途」でのってます。
「専一」、「専」が難しいが、「寸」の部分が「る」のようになっているのがヒントになる。
「懸」は特徴的。
「水防」、この単語のとき「水」は難しいくずし字になるようです。
整然と几帳面な手跡で読みやすいです。
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