P.23 4行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」
(読み)
多分 の桴 乗 下 前 書き欠 崩 候 堤 際 辺 リヘ右 桴
たぶんのいかだのりさげまえがきかけくずれそうろうつつみぎわあたりへみぎいかだ
繋 畄 候 間 驚 入 追々 水 防 二而堤 難保 銘々 一命
つなぎとめそうろうあいだおどろきいりおいおいすいぼうにてつつみたもちがたくめいめいいちめい
を掛ケ土 畄 等 致 罷 在 候 場所 へ右 然 多分 之
をかけつちどめとういたしまかりありそうろうばしょへみぎしかりたぶんの
(大意)
たくさんの筏が乗り下げられて前述の決壊した堤防付近へそれら筏を
繋ぎ留めたので驚きました。このままでは出水を防ぎ堤防を保つことは難しく、百姓それぞれが一命を掛け土留などをしたそのような場所へ、このようにたくさんの
(補足)
「堤際辺リ」、「堤」はわかりますが「際辺」ややわかりにくい。
「驚入」、何度か出てきているのでなんとか読めます。
「土留」(どどめ、つちどめ)
「右然」、ここの「然」は読みづらい。
淡々と記述されています。筆圧が安定していてどこかで墨汁を含ませているはずですがパッと見た目ではどこで継いでいるのかわかりません。
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