2019年11月24日日曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その56




 P.34 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
候得共   前々  申  上 候   通 り我 野郷 ゟ 流  出  候   小川
そうらえどもまえまえもうしあげそうろうとおりあがのごうよりりゅうしゅつそうろうおがわ

二而平 日 水 細 く桴  川 下ケ難相成    大 雨 出  水 を相 待
にてへいじつみずほそくいかだかわさげあいなりがたくおおあめしゅっすいをあいまち

火急  二川 下 二仕    候   儀二付 手間取 候而者   忽   水 落
かきゅうにかわさげにつかまつりそうろうぎにつきてまどりそうらいてはたちまちみずおち


(大意)
ですが、前々から申し上げている通り(高麗川は)吾野郷より流れ出ている小川
ですので、普段は水量が少なく筏の川下げができず大雨を待ち出水のときに
急いで川下げを行っています。そのときに手間取っていてはたちまち水量がなくなり
(川下げができなくなり)


(補足)
「水細く」「出水」、ここの「水」のくずし字は平仮名の「み」のように書いて最後のところは
ちいさな「く」をグニャグニャっとした感じ。
「水落」、こちらは普段目にする「水」。
「手間取」、「間」と「取」の間に小さな文字があるような気がするのですがわかりません。


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