P.35 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」
(読み)
候 二隨 ひ自然 与山 元 仕入 方 杣 木挽 二至 迄 利潤 二 相
そうろうにしたがいしぜんとやまもとしいれかたそまこびきにいたるまでりじゅんにあい
闇 私 共 四 ヶ村 二不限 秩 父高麗両 郡 之内 数 十 ヶ村
やみわたくしどもよんかそんにかぎらずちちぶこまりょうぐんのうちすうじゅっかそん
一 同 衰 微之基 二相 成 難 儀至極 之折 柄 今 般
いちどうすいびのもとにあいなりなんぎしごくのおりがらこんぱん
(大意)
したがって、おのずと山稼ぎや杣(そま)木挽(こび)きにいたるまで利潤の
見通しは暗く、私共の4ヶ村に限らず秩父高麗両郡のうち数10ヶ村
では村が衰える原因となり、非常に苦労しているところであります。今回の
(補足)
「隨」、「随」の旧字体。
「杣」、ここの「山」の筆の運びをその上の「山元」と比べるとおなじになってます。
「闇」、「門」は冠のようになって、「音」が下部にきてます。「門」のくずし字はだいたいこんな感じになってます。
「折柄」、「折」一文字では?ですが「柄」があるので、なんとか読めました。
0 件のコメント:
コメントを投稿