2019年11月9日土曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その41




 P.26 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
訴候   間  性 名 書 相 渡  候   様 申之 二付 案 外 二而
そそうろうあいだせいめいしょあいわたしそうろうようもうしにつきあんがいにて

畢 竟  先 方 二而前 書 堤  急  場之所  相 弁  へ候   上 ハ
ひっきょうせんぽうにてぜんしょつつみきゅうばのところあいわきまえそうろううえは

早々  差 支  無之  様 乗 下ケ可然   所  掛 合 候   而も夜分
そうそうさしつかえこれなくようのりさげしかるべきところかけあいそうろうてもやぶん


(大意)
というので姓名書を渡すよう申し付けられたことは予想外のことでした。
つまり相手方が前述堤防の応急修理について現況をわかってくれれば
すぐにでも差し支えないよう筏を乗り下げてくれるのが当然であろうと理解を求めても、夜は


(補足)
「相渡」、基本的な「渡」が難しい。
「案外」、予想外としましたが、無礼としてもよいでしょう。

 戸口村のじれったさと、筏荷主の態度が心外でジリジリしているのが伝わってきます。



0 件のコメント:

コメントを投稿