P.36 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」
(読み)
未 夕有之 其 上 右 乱 妨 之砌 り関 東 御取 締 御
いまだこれありそのうえみぎらんぼうのみぎりかんとうおとりしまりご
出役 様 方 最寄 村 方 御廻 村 先 二而御聞 込 ミニ
でやくさまがたもよりむらかたおまわりむらさきにておききこみにて
相 成 御手入 可相成 所 戸口 村 ゟ 送訴 二罷 出候 上 ハ
あいなりおていれあいなるべくところとぐちむらよりそうそにまかりでそうろううえは
(大意)
いまだあり、その上前述の乱暴の際に関東御取締御
出役様方がもよりの村を見廻り聞き込みをし
調査されるべきところ、戸口村よりも訴えが出されてしまいました。そうなってしまった以上
(補足)
「出役」(しゅつやく、でやく)、読みをいつも悩むのですが、どちらでもよさそうです。
「最寄」、「最」のくずし字は「日」が「宀」、下部はそのまま「取」になってます。
「聞込ミニ」、「ミニ」がとても小さく、この2行後の「御糺二」の「二」はもっと小さい。
「聞」のくずし字はとても特徴的なので読み間違えません。
役職に「御」がつくのはよいとしても、そのあと「御」が3つもあります。
戸口村からも訴え状が出ていたのでした。
坂口村の均平さんから訴えられて、戸口村の七左衛門さんが答弁書を提出しました。
その後に、七兵衛さんが均平さんを訴えでたようです。
それに対する答弁書がこの書状ということなるのでしょうか。
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