2019年10月31日木曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その32




 P.21 4行目〜最後。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
切 流 シ番 人 を及打椰      板 小割 等 散 乱 い多し
きりながしばんにんをちょうちゃくおよびいたこわりとうさんらんいたし

狼 藉 之所 業  二付 掛 合 候得共   取 敢 不申  難 渋  仕   候  由
ろうぜきのしょぎょうにつきかけあいそうらえどもとりあいもうさずなんじゅうつかまつりそうろうよし

其 外 品 々 訴   上 候
そのほかしなじなうったえあげそうろう


(大意)
をバラバラにして流し番人を打ち据えました。板や材木などが散乱し
狼藉を振るわれましたので、話し合いをしようとしましたが応じることなく、困ってしまったとのことです。
それら以外のことについても訴えています。


(補足)
「流」、「川」の部分が「m」のようになるくずし字もありますが、ここのように「我」のくずし字に似たものもあるようです。

 ここまでが訴え方保兵衛の言い分を確認したものとなります。



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