2019年10月6日日曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その7




 P.6 4行目〜最後。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
谷 間二而田畑 至  而少  く農 業  而己二而者半 年 之
たにまにてたはたいたってすくなくのうぎょうのみにてははんとしの

夫食 二も引 足不申   候   間  銘々  材 木 伐 出シ杣 木挽
ぶじきにもひきたりもうさずそうろうあいだめいめいざいもくかりだしそまこびき

炭 焼 等 相 稼  御年 貢上  納 夫食 買 入 仕    候   村 柄 二而
すみやきなどあいかせぎおねんぐじょうのうぶじきかいいれつかまつりそうろうむらがらにて


(大意)
谷間にあって田畑が少なく農業だけでは半年分の
食料にも不足する状況ですので、それぞれが材木を伐り出し木こりや製材
炭焼きなどをして稼ぎ年貢を納め、食料を買い入れたりしています。そのような村の状況のため


(補足)
「二而」(にて)、「至而」(いたって)、「而己二而者」(のみにて)、「而」が繰り返されてますが、それにしても字が小さい。
「夫食」(ぶじき)、食料のことですがいままで(ふしょく)と読んでいました。
「買入」、「買」が違う字に見えます。


0 件のコメント:

コメントを投稿