P.99 7行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
流 連二相 成 候 哉も志連すと
ながれにあいなりそうろうやもしれずと
被申 候 と小殿 噺 し御座候
もうされそうろうとこどのはなしござそうろう
右 二付 、翌 朝 松 太郎 殿 同 道
みぎにつき、よくあさまつたろうどのどうどう
被 下 、小殿 江右 之噺 し可致 と
くだされ、こどのへみぎのはなしいたすべきと
申 候 二付 、源 左衛門 ゟ 翌 朝
もうしそうろうにつき、げんざえもんよりよくあさ
(大意)
小殿は何か考えがあってのことかもしれないと
申されていた」とのことで御座います。
そのようなことで、翌朝松太郎殿がご一緒して
下され、小殿へ先程のお話をしようと
いうので、源左衛門より翌朝
(補足)
「翌朝」、「翌」はいつもながら大きく立派、「羽」「立」の二文字のようです。「朝」の「月」は昨日も書きましたが、「跡」や「得」の旁と似たような形のくずし字です。
「右之噺」、この「噺」のくずし字はちょっとわかりずらい。
このあたりのやり取りが妙に詳しく、救済のために伐木してしまったあとで、幕府から、あの杉檜は献納すべきものであった、などと何らかのお咎めがあることを恐れたからなのでしょうか。
まだ、このやり取りが続きます。
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