P.97 7行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
栄 左衛門 ゟ 承 り候 、右 之由
えいざえもんよりうけたまわりそうろう、みぎのよし
申 候ハヽ 、柏 屋代 八 殿 申 様 、書 付 等
もうしそうらわば、かしわやだいはちどのもうすさま、かきつけなど
可有之 哉と尋 候 間 、伴 次郎 殿 二
これあるべくかとたずねそうろうあいだ、はんじろうどのに
預 ケ有之 、差 出し可申 由 申 候ハヽ 、
あずけこれあり、さしだしもうしべくよしもうしそうらわば
伴 次郎 殿 申 様 、仕舞 込 候 間
はんじろうどのもうすさま、しまいこみそうろうあいだ
(大意)
(父)栄左衛門より聞いております。以上のような
経緯をお話したところ、柏屋代八殿が「書付などは
ありますかと」聞くので、伴次郎殿に
預けてあり、持ってきてもらおうかと言うと
伴次郎殿は「しまいこんでしまっており
(すぐにはどこにあるかわかりません」
と答えました。)
(補足)
この頁は前半がちょっと元気がありませんが源左衛門さんらしくはあります。後半はやや疲れて病気か何かで弱っていたのか心もとなく感じます。
今までも「〜殿申様」という表現はたくさん出てきました。
臨場感があってよいのですが、どこまでが話した内容なのかが、初心者のわたしにはとてもわかりにくのです。
場面が展開してすぐに分かる場合もありますが、そのようなことはあまりありません。
次の頁でも「〜殿申様」がたくさんでてきます。
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