P.90 5行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
身元 之者 心 得 を以 差遣 し候 者
みもとのものこころえをもってさしつかわしそうろうは
勝 手次第 二候 得共 、融 通 之ため
かってしだいにそうらえども、ゆうずうのため
過分 之質 物 差 入 置 候 者 迄
かぶんのしちものさしいれおきそうろうものまで
同 様 心 得居 候 者 者不筋 之儀二付 、
どうようこころえおきそうろうものはふすじのぎにつき、
右 等 混 雑 不致 様 弁 別
みぎとうこんざついたさずようべんべつ
(大意)
分をわきまえてやってくる者は
彼らのおもうようにすれば良い。しかし、金銭をやりくりするために
必要のない質物を入れておく者たちまで
同じようにあつかうことは、道理に合わないことである。
このようなことを取り違えることなく、正しい判断を
(補足)
「身元之者心得を以差遣し候者」がうまく文章にできません。
前後関係からの適当なフィクションです。お恥ずかしい限り。
前頁では「ヲ以」でしたが、ここでは平仮名「を以」。
「差遣し候者」、平仮名「し」と「候」が並んでしまってます。
「融通」、なんとなくわかりますが・・・。
「之ため」、二行前では変体仮名「之多免」でした。
「過分」、「過」のくずし字が・・・、このまま覚えるしかなさそう。
「不筋」、前頁に出てきました。
「混雑」、このての単語はくずさないようです。
このお廻状の中には「心得」という単語が何度も使われています。お役人言葉だったのでしょうか。
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