2019年3月30日土曜日

変事出来二付心得覚記 その135




 P.59 5行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
猶 又
なおまた

坪 方 ゟ 米 穀 馬 二附 出したるヲ
つぼかたよりべいこくうまにつけだしたるを

差 畄  多る様子 、是  以  心 得 違  之
さしとどめたるようす、これをもってこころえちがいの

事 、百  姓  杯 ハ何 も存 セす物 、
こと、ひゃくしょうなどはなにもぞんぜずもの、

此 儘 捨 置 ハ又 再 帰混 雑 之
このまますておくはまたさいきこんざつの


(大意)
さらに
(坪方で米や穀物を馬に乗せて出荷を
差し止めている様子で)、こんなことをするのは考え違いというもので
百姓たちはこんなことは何も知らず
このままにしておいては、また再び混乱の

(補足)
「坪方」が?です。
この次のページに「坪方者
飯能江穀物附出し候場所」とあります。このままの理解ならば、飯能へ穀物を馬に乗せて出荷する場所ということでしょうか?
うーん・・・、よくわからない。

「猶又」、頻出です。2文字セットで形から覚える。
「坪方」、「土」偏のはずですが「十」。
「捨置」、「捨」はいつも難しいです。

「再帰」、「異」にカタカナで(サイ)とふりがなが振ってあります。


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